前回記事で『木材と人工木材の違い』と我が家では木材を選択したというところまでお話ししました。
今回はデッキ材に使われる木材にはどんな樹種があるのかを記載していきます。
(この記事は一般論ではありません。我が家の選択の過程を記したものです。)
最初はひたすらウェブ検索で各樹種の特徴を調べ続けました。
ウッドデッキに使われる木材は大きく分けて2種類ウッドデッキで使用される木材は
『ハードウッド』と
『ソフトウッド』に大別されます。
大まかに。。。
ハードウッドは。。。
耐久性が高く無塗装でも耐用年数が長いといわれています。ただし、硬いために加工が難しく、DIYの場合には初心者には向かないと考えられます。割れやささくれがおきやすく、コストが高いという短所もあります。
ソフトウッドは。。。
柔らかいため、DIYに向いている材料です。ささくれがおきにくく、コストが安いのも長所ですが、耐久性はハードウッドに比べて劣ります。その為、少しでも長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要となります。
ここまではハードウッドとソフトウッドの違いですが。。。
それぞれの中でも実際は樹種により差があうようです。
以下は私が選択肢として検討した樹種です。
ハードウッドの樹種◆サイプレス世界一白アリに強いといわれている。ハードウッドの中では加工しやすくコストも安め。ただし他のデッキ材と比較してひび割れが生じやすい。ひびからささくれが出て、トゲとなる可能性がある。
◆セランガンバツハードウッドの中では価格が安い。雨などの水分を含むと繊維が起き上がり毛羽立ちを生じさせる。また、多くのひびが生じ、ささくれが出て、このささくれや毛羽立ちからトゲとなる。
◆ウリン耐久性。耐水性が非常に高く、鉄と同じくらいに強いことから、「アイアンウッド」や「一生涯腐らない木材」とも言われる。
ささくれやひび割れの心配がないと言われるが実際はひび・ささくれがあると記載されているサイトもある。「ポリフェノール」を多く含む焦げ茶色の樹液がしみ出てきて、水の流れ落ちる部分や地面が汚れる。コストが非常に高い。
◆イペ古くから水辺のデッキ材として使用されるほどの高耐久性を持ち、最強のデッキ材はイペとするところもある。ウリン同様、ささくれやひび割れの心配がないと言われるが実際はひび・ささくれがあると記載されているサイトもある。ウリンよりも更に割高なことが多い。
◆イタウバ他のハードウッドと比較して最もなめらかでささくれが少ないと言われる。ウリンやイペと比較するとコストが安いが耐久性には劣る。黒い斑点が出るデメリットもある。
耐用年数はサイトによって様々なので目安ですが。。。
イペ・ウリンが20年以上(通常の使用なら半永久的とも言われる)、サイプレス・セランガンバツ・イタウバあたりは15年以上と言われています。ただし、環境やメンテナンスによって大きく変わると思います。
ソフトウッドの樹種◆ウエスタンレッドシダーソフトウッドなので加工がしやすく、DIYにも向いている。ハードウッドには劣るがソフトウッドの中では高い耐久性を持つ。
ささくれが出ないわけではないが、ハードウッドのような硬いささくれ・トゲにはならない。
耐用年数的に。。。
この時点で、我が家が候補としたソフトウッドはウエスタンレッドシダーのみです。これも目安ですが10年~15年くらいの記載が多いですね。
この樹種の中から何を選ぶか。。。我が家の選択の過程はまた次回の記事に続きます。
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